こんにちは、ひよこ@兼業投資家(@chick_invest)です。
「派遣社員あすみの家計簿1」では、どん底から節約生活&派遣社員として働き始めたあすみ。
2巻では、インフルエンザ(2020年の感染症をモチーフにしていると思う)とアメリカの銀行倒産のあおりを受けた世界。
今までと同じような感覚で働けなくなった世界であすみや仁子、豊加が仕事について向き合っていきます。
「派遣社員あすみの家計簿2」を読んで感じた派遣社員と正社員の格差。
私なりの考えをまとめました。
派遣社員あすみの家計簿2 あらすじ
無職の彼氏からのプロポーズ、どうする!?
豊加と付き合い始めて3ヶ月が経ち、元彼の理空也と同棲していたマンションから引っ越しをしたあすみ。いざ新生活と思いきや、新居に洗濯機が入らずコインランドリー通いが始まった。
そんな折、アメリカの大手銀行であるトライフォックスバンクが倒産し、悪性のインフルエンザも流行り始めて、世界経済は急激に悪化。「七つ丸鉄鋼」の正社員採用の話が白紙になった豊加は、会社を辞めて無職になってしまう。
洗濯機を買うため、あすみは副業として「ムーバーフード」の配達員を始める。しかし、目標達成のめどがついてきた矢先に、派遣の契約更新で時給を下げられショックを受ける。
そして、先行きの不安な中、あすみは豊加からプロポーズを受けるが……!?
アラサー女子の節約サバイバル小説、波乱含みの第2弾!
短期の派遣と配達員の副業で生計を立てようと奮闘するあすみと、あくまでも正社員にこだわる豊加。結婚の話が出る中、価値観の違いをふたりは乗り越えることができるのか……!? 「働き方」に悩む人、必読です。
月収安い正社員か月収が高いけど不安定な派遣社員か
あすみの彼氏、豊加。契約社員から正社員への採用話があって、ようやく・・と思った矢先に、世界経済の急変。
白紙になってしまい、会社ともめるけど、和解金をもらって退職。
「手取り18万の正社員と、23万円の派遣社員はどっちの方がいいんだろうか」
とあすみが考えてるシーンもあったんですが、、どっちがいいですか?
断然正社員です。
よほどブラックな会社でない限り、正社員の解雇はハードルがありますから。
月収が安いなら、他の収入源を作るとか転職に向けて準備するなど、やれることはあります。
正社員としての雇用と収入の安定を取りつつ、次のフェーズを考えればいいだけの話。
派遣社員は、「契約終了」という4文字でさっと終わります。
さらに作中でもありますが、給与は上がらないどころか下がるリスクもあります。
私が派遣社員で働いていた頃を振り返るにも書きましたが、友人は時給50円下げられましたら。
(行政関連の仕事だったと思いますが、今期予算がさがったから理由)
1巻にあった、派遣コーディネーターの矢野さんの「正社員ですから。」というセリフ
矢島さんは正社員だから配られるマスク。派遣さんにも回すように言ってくれるけど。
派遣さんは残業なしになり、時給を下げることになる。でも、矢島さんは、社員としての特権がある。
それが現実です。
正社員と派遣社員の格差・超えられない壁
2巻で顕著になったのは、感染症の影響でリモートワークが始まった世界でわかったのは、正社員と派遣社員の格差ではないでしょうか?
あすみは、副業として「ムーバーフード」の配達員を始めたり、新しい派遣先はリモートワークの正社員を支える役割。
・この会社のリモートワークへの移行はうまくいっているようだ。正社員は満員電車に揺られることもないし、悪性のインフルエンザにかかるリスクも少ない。ただし彼らの目標を達成するためには非正規社員がリスクを押して出勤し、支えなければならない。
・奉仕する側とされる側。
・わたしは当たり前のようにサポートする側であの人たちが押す便利なボタンなんだな
派遣社員・正社員、両方で働いてきたけど、「奉仕する側とされる側」「あの人たちが押す便利なボタン」ってすごくしっくりくる表現。
私の場合は、正社員といっても事務員なので、役割としては「部内の奉仕する側」ですが、派遣社員のときに感じていた奉仕する側とは違う。
派遣社員ってどこまでいっても、所詮は便利なボタンなんです。
同じ業務・現場にいても便利なボタンなのには変わらない。そして、ボタンの替えはどこにでもある。
業務内容についても、やっぱり派遣社員には超えられない壁が存在します。
派遣社員にどれだけ実力があっても、社員よりも能力があったとしても、業務を任されるか・自分の成果となるかは別問題。
対外的には社員が代表して説明するし、そこを支えるのが派遣社員という構図。
というか、派遣社員はそこを出しゃばっちゃーいけないとすら思っています。
技術系で派遣されていたとしても、です。
派遣社員はどこまでいっても奉仕する側。
その壁を越えてはならぬ。
派遣社員は頑張っても無駄なのか問題
じゃあ、派遣社員は頑張っても無駄なのかっていうのも別問題。
派遣社員先にもよるけど、優秀であれば社員登用もあるかもしれない(派遣社員あすみの作中でも派遣社員から社員になった人もいる。という記述がありますしね)
あすみのように派遣コーディネーターが評価をしてくれて、より条件のよい派遣先を紹介してくれることもあります。
社員になるために職歴を書くときも、派遣社員だけどここまで頑張ったアピールもできます。
仕事は会社のためにするものですが、自分の成長のためでもあります。
自分が成長すれば、仕事のチャンスが広がります。
派遣社員で何を頑張るか問題が発生します。
私の経験上、リーダーシップをとってというのは難しいと思う。
どんなプロジェクトでも社員がリーダーとなります
(派遣社員よりポンコツだとしても・・・!です)
どちらかというと、奉仕する側としての能力を高めつつ、一つのボタンとして・仕事の歯車のひとつとして役割を全うする。
意外とこういうことができる人材って重宝されるんですよね。
リーダーシップは取れないかもですが、裏から牛耳る勢いで頑張るのもあり。
ちきりんさんも仕事の超重要スキル3つ書かれていますが、こういう基本的なことができるって大事。(私もできているかといわれると、、微妙なので頑張らねば)
派遣社員でもこのスキルを磨くことはできます。
1)マルチタスク・マネジメント
2)生産性の高い伝え方の習得
3)問題は解くモノです
私が思うのは、社員だからといって能力が高いわけじゃない。同じ人間なので、お互いにポ凸凹がある。
ちがうのは 雇用形態。
いつでも、声をかけられる存在になるためにも派遣社員だろうが正社員だろうが、自分の頑張り・成長は必須だと私は考えます。
あすみの節約や働き方の成長にも、目が離せない
1巻では、お金に無頓着で頑張ってきたあすみ。
2巻はかなり成長しています。
「ムーバーフード」の配達員を始めるにあたり、バックを買ったからどれだけ稼がないといけないとかちゃんと計算もするようになっています。
たぶん、前のあすみなら「かわいいから揃えよー」の勢いで買っていたかなと(笑)
働き方も変えて、ガッツのあるあすみ。
小説に影響を受けてしまい、私も仕事どうしたらいいかなと、ちょっと悩むようになりました(笑)
「派遣社員あすみの家計簿」ネタバレあり感想|漫画完結にちょっぴりモヤモヤ
【派遣社員あすみの家計簿】私が派遣社員で働いていた頃を振り返る
浪費家から節約家へ。節約の極意を学ぶ|派遣社員あすみの家計簿1の感想
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