こんにちは、ひよこ@兼業投資家(@chick_invest)です。
派遣社員あすみの家計簿の4作目が2023年8月に発売されました。
今回は、「other girls」ということで、スピンオフ作品となります。
ネタバレありの感想と都会に住むということについてまとめてみました。
派遣社員あすみの家計簿 other girlsの感想
派遣社員あすみの家計簿の主人公、藤本あすみと交流のあった女性たちの視点の短編集です。
旅行プランナー仁子の話
仁子は、本編で「節約をしなよ」など、厳しいけど現実的なアドバイスを送っていたお友達。
短編集では、1巻の「りっくんが逃げる」前を描いています。
理空也と付き合いだして、変わっていくあすみに対して仁子が思うことが「や・やっぱりそうだよね(笑)」と妙に納得。
それでも、大丈夫なのか?と心配しちゃうのも仁子らしいですよね。
最後の一文「こうでなくてはならないと思った」にすごく安心感というか。
そう感じるのが当然だよね。綺麗ごとでなく、話が閉じたのがすごくよかったです。
福田菜々緒は、新婚生活の話
菜々緒はあすみの合コンつながりの友達(でいいのかな?)
会社も違うし、二人きりで会ったこともない。
本編では、すでに合コンで出会った福田順也との結婚生活。あすみも参加した結婚パーティーのあたりのストーリーになります。
自分の親や夫との関係性が妙にリアル。というのも、菜々緒に近い生活を送っていた友人がいたからなのですがw
人間関係の特有の「友達と仲間の悪口を言うのはなぜこんなに楽しいのか」って。。
あすみ・優奈に思っていることが事実すぎるとはいえ、私もかつてそれに近かったなあと大反省です。
望月優菜は、ギャラ飲み・パパ活の話
優菜みたいな都会住み女子って本当にいます(断言)
なぜなら、かつての友人がそうだったから。さすがにギャラ飲みはないけど、近い飲み会は何度か行った経験があります。
望月優菜は、あすみと同じ京日カーボンの一般職。
ギャラ飲み・パパ活中。
菜々緒はあすみについて、
「去り際のいい女」「情の深い女」「あすみの健全さに呆れ、笑いたくなった」
と評価しているのも、私にはツボでした。
派遣社員あすみの家計簿の作中で、実は一番もがいて・浮上したいと思っているじゃないかと思って居ます。
すべてがかみ合わないけどかみ合っている長田さんと仲良くなって、自分の城をもってほしいな。
鳩山美織と理空也の話
理空也と一緒に働いていた美織。あすみに、手切れ金10万円を渡した女といえば、すぐにわわかりますよね。
最初に読んだときは、美織のことよりも、理空也が美織や亮太(実は店のオーナー)あすみのことをどう話していたかばかりが気になってしまった。。
何故、手切れ金がたったの10万円だったのか。
もしや、この展開になるかもと期待して理空也が10万という金額設定をしていたのかな。
そう思う一方で、理空也って本当に信頼できる人というか本心を言える人がいないだよなと思うと憐れな人。
牛田留希とケンちゃんの話
あすみとシャンプー配りで一緒になったミルキー。
ミルキーが健太郎から逃げたあとのストーリーです。健太郎と出会って、あすみと出会って知った、あっち側の世界。
家庭環境って、大事だよなと思いつつ。
ミルキーのすんでいた世界と健太郎やあすみのすむ世界のギャップに慣れていないだけで、根はよいこなのよね。
嫌な奴と思いたいのに、思えない。
「だれもあなたを見捨てないよ」というメッセージが話の髄所に感じられて、10年後・20年後のミルキーの話も読みたいなと思う話です。
理空也みたいなのは本当に都会にいるのか問題
小説とはいえ、女性陣については「いるいる!!こういう女子」と思うのですが、
理空也みたいなのって、どうなのかなと思っています。
とはいえ、息を吸うように嘘をつくというか、もはや本人でもどれが本当の自分かわからない人っているよな、とも思いつつ。
こういう人が「自称実業家」だということは間違いないです。
漫画だけしか読んでいない人も、ぜひ、小説で理空也の続きを読んでほしい。
都会住みの女子は、向こう側の世界に行きたいと願う
都会に住んでいると、上には上がいる。
近くには、自分と違う世界の住民がいる。
それが現実だし、向こう側の世界に行きたいと願うし、行動すれば行けてしまう都会。
あこがれた向こう側はグラグラした世界だったり、思ったのと違ったり。
やっぱり自分の軸が大事よねと改めて感じます。
結局、あすみは愛されキャラだよね!
美織は、別として。
あすみの友達の他の4人はあすみのことをどう評価して・どう思っているか。
本編ではあすみ側からみた風景だけど、それぞれの視点で見ると「やっぱりそうだよね・・!」って思います。
それでこそ、よき女友達!
本編の続きはいつ頃になるのかな。楽しみです!
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